大館から奥羽本線で鷹巣へ。



窓の外の黄色は、田んぼの稲。
実りの秋、ですねえ。

鷹巣駅で、秋田内陸縦貫鉄道に乗り換え。
　
秋田内陸縦貫鉄道は、秋田県北秋田市にある鷹巣駅から
秋田県仙北市の角館駅までの94.2ｋｍを結ぶ、第三セクターのローカル鉄道。
（旧国鉄の阿仁合線、角館線と、日本建設公団が建設した路線を引き継いだ、ということなので、
「時刻表２万キロ」（宮脇俊三・著）で計画中と書かれていた鷹角線は、
結局開通しなかったってことなんですね(T_T)）

車内は、女性グループや、かわいらしいカップルさん、
鉄道ファンらしい男性などで、そこそこのにぎわいでした。


列車は、縄文時代の祭祀場だった伊勢堂岱遺跡付近で徐行したり、

　
対向列車の通過待ちをしたりしながら、のんびりと進みます。

　
阿仁前田の駅舎は、「クウィンス森吉」という名前の温泉施設付き(@_@)。
軽食コーナーも、比内地鶏などのおいしそうなメニューがいっぱいで、とても魅力的でした。

阿仁合駅で「急行もりよし」に乗り換え。
急行料金は320円。
　
「急行もりよし」は二両編成。
色もタイプも違う二つの車両がつながってるのが、ちょっとユニークでした。

私達が乗ったＡＮ2000系は、前方に広いフリースペースがあって、窓も大きめ。
木々の間を走る様子に、ちょっと京都の叡山電車を思い出しました。

「急行もりよし」には、女性の車掌さんとガイドさんも乗車していて、
車内販売があったり、見どころを案内してくれつつ、
　
大又川橋梁で徐行したり、
　
内陸線キャラクター「りっくん」の田んぼアート付近で徐行したり。
（田んぼアートの実物って初めて見たけど、数種類の稲だけで、
ちゃんと絵になるなんて、すごいですね(@_@)）。
（写真左は、駅で買った「りっくんピンバッジ」300円）
観光してるぞー気分が盛り上がる、とてもとてもステキな列車でした。

阿仁合から１時間ちょっとで角館駅に到着〜。
　

利用客の減少で赤字が続いていて、廃止論も出ているという内陸線だけど、
こんないい雰囲気の路線をなくしちゃうなんて、もったいない！
なんとかならないものなんでしょうかねえ。



角館は、秋田藩の支藩として栄えた城下町。
角館駅から歩いて１５分くらいのところには、
江戸時代の武家屋敷が建ち並ぷ風情ある通りがあるというので、
ゆっくり見学しようと５時間くらいの時間を取っていたのですが、
武家屋敷通りは、人人人で、黒塀もほとんど見えず、
写真に撮ると、人通りの多い、ただの広い通りに（苦笑）。

見学できる武家屋敷や、お店は、どこも混み合っていたし、
お天気もいまいちだったので、気力が萎えてしまって、急遽予定変更。
武家屋敷通りをざっくり歩き、お昼ごはんを食べて、早々に退散しました(^^;。

とりあえず、無料で見学できるというので、入ってみた武家屋敷・小野田家。
　

　
建物は明治33年の大火後に再建されたものだそうですが、
なぜか人があまりいず、しっとりした雰囲気でよかったです。

他の武家屋敷も、人が少なかったら風情ある場所なんだろうなあ。
角館よ、いつかまたきっと。



角館からは、田沢湖線。奥羽本線経由で。秋田へ。
角館を観光しなかった分、、時間が余ってしまったので、
お友達から「秋田の地酒が揃っている酒屋がある」と教えてもらった、
羽越線の羽後牛島駅から歩いて１０分くらいのところにある
「秋田まるごと市場」をふらふらしてから、空港に向かいました。



秋田まるごと市場
野菜や海産物、地酒などの土産物がそろっていて、
なかなかおもしろいお店でした。
近くに、空港行きのリムジンバスの停留所があるのも便利。
（といっても、秋田駅でもおみやげはいろいろ買えるので、
電車利用だったら、わざわざ行くほどではないかな(^^;）


おわり

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