誰がよんだかシルバーウィーク、な秋の大型連休。
1000円高速もいいけど、ここはやっぱ地方の電車を応援しとこう、ってことで、
秋田のローカル線「由利高原鉄道」と「秋田内陸縦貫鉄道」に乗りに行ってきました。

秋田までは、羽田から飛行機で。
（ホントは新幹線で行くべきだよなあ、と思いつつ(^^;）

機内から見えた鳥海山。
これから、あの麓を走る列車に乗るんだねえ、と気分が盛り上がったり。



秋田空港からＪＲ秋田駅に移動し、
まずは、ＪＲ秋田駅のみどりの窓口で「東北ローカル線パス」6000円を購入。

「東北ローカル線パス」は、東北6県のJR線と、
11社の鉄道事業社線の普通列車の普通車自由席が、３日間乗り降り自由になる、オトクな切符。
いちいち切符を買わなくてすむし、途中下車などの予定変更も気軽にできるので、とても便利でした。

秋田駅から羽後本荘駅までは羽越線で。
　
今回の旅行では何度も遭遇した、ピンクのラインの701系さん。




羽後本荘駅で、由利高原鉄道に乗りかえ。
　
由利高原鉄道は、秋田県由利本荘市の羽後本荘駅から矢島駅までの全長２３kmで、
昭和60年に国鉄矢島線から第三セクターとして開業したローカル線、だそうです。

「おばこ」と書かれたヘッドマークがカワイイ。

車内は、お客さんも少なく、のんびりムード。
　


車窓からの眺めも、ひろびろしていてキモチよかったです。

途中の駅ですれ違った「釣りキチ三平」号。
　
作者の矢口高雄氏も秋田県出身ということで、
映画「釣りキチ三平」のロードショー開始にあわせて、平成20年3月から運行しているそうです。

４０分ちょっとで、矢島駅に到着。
　
駅の待合室には、「ようこそ矢島」と書かれた傘を持ったマネキンの「おばこ（娘）さん」が(@_@)。

記念に買ってみた「開業当時の硬券地図乗車券（使用済み）」300円は、
羽後本荘行、前郷行、羽後本荘〜矢島行の３枚の乗車券をつなげると、路線図になるというもの。
昔はこんな手の込んだ切符も売っていたんですね。

　
駅舎は、木造でかわいらしいつくり。
ちょっと離れたところから見ると、リゾート高原の駅って感じ？

隣には、旧駅舎？も残ってました。

せっかくなので、駅周辺をぶらぶらと散策。

土田家住宅

駅から歩いて２０分くらいのところにある、
１７世紀の中頃に建てられた、秋田県内で最も古い農家の遺構。
国の重要文化財に指定されているそうです。
見学料金は、文化財保護協力費として200円。
　

　
クリ、ブナ、ホウなどの雑木のみで造られ、釘などの金具もいっさい使われていないという建物は、
どっしりと温かみがあって、ステキでした。

　
矢島は、一万石の城下町として栄えたところだそう。
通りを歩いていると、酒蔵などの古くて趣のある建物があったり、レトロでおしゃれな洋館があったり、
昭和の香りのする商店があったり。
建物ウォッチでふらふらするのも、おもしろそうです。


２時間ほど散策した後、再び由利高原鉄道に乗り、羽後本荘駅へ。



羽後本荘駅から、羽越線、奥羽本線と乗り継いで東能代へ。、

　
東能代は、五能線の起点駅。
待合室の外装が、リゾートしらかみ号みたいになってて、ちょっとびっくり(@_@)。

東能代から五能線を１駅だけ乗って、能代駅に到着です。




今日のお宿は「能代タウンホテルミナミ」。

料金は、１泊朝食付きで6000円。
朝食は、和食と洋食が選べて、和食には、秋田音頭にも唄われている名物の桧山納豆付き。
　


どちらも、食べきるのがツライくらいのボリュームがありました。
朝から満腹。

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